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拝借景/火の無い処に煙を立てる。記録。
拝借景/火の無い処に煙を立てる。  
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.
会期:2013年12月14日(土)〜15日(日)14時〜19時
会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1
*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』14時〜19時


先日無事「拝借景/火の無い処に煙を立てる。」は大好評の中お開きとなりました!
みなさま、お越し頂き有り難うございました。
今年も有り難うございました。来年もこれからもよろしくお願いします!

展示の記録をここでは綴っていこうかと思います。



展示会場外観です。








プレオープニングでの菊地良太によるパフォーマンス。


松下 徹/ Matsushita Tohru
[ タイトル/ title]
Projecting project 拝借景色×BOEN and TONE
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
パネルにラッカー塗装 サイズ可変/ panel, lacquer spray
[ コメント]
このプロジェクトでは、地元のgraffiti writter 達を招き、
壁画を制作してもらいました。普段彼らは短時間で描くボミングという
技法で表現をしているのに対し、今回は拝借景にて展示する為、
長時間かけ、普段使わない多くの色を用いた壁画に挑戦しました。
普段より多くの色を使い、少し時間をかけて描かれた絵は、
彼らの表現をより明快にし、街に住む多くの人の目に留まるものとなります。
なんとなく全部同じように見える、graffiti にもそれぞれの個性と特徴があります。
私たちがこの街にはぐくまれ、表現を育てたように、
彼らもこの街ならではの表現を生み出しているのです。




杉本 克哉/ Sugimoto Katsuya
[ タイトル/ title]
Rising sun
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
パネル、アクリル、ライト/ panel, acrylic, light
[ コメント]
近所のスーパーは夜の8時半を超えると総菜やお弁当に「半額シール」が貼
られます。シールが貼られると、途端に商品が売れてゆきます。みんな「半
額シール」を待っているからです。僕はある時そのシールをずっと見ていた
ら「太陽」に見えてきました。みんな太陽が昇るのを待つように、「半額シー
ル」を待ちます。「半額シール」が貼られる時、それは価値を下げ処分され
かける瞬間です。しかしながらそのものは輝くのです。
タイトルの「Rising sun」には「日本」という意味を含みます。僕は今の日
本には「半額シール」のイメージと重なります。価値が下がったと嘆くのか、
それとも光と捉えるのか。


過去の拝借景での展示のチラシを展示しました。






藤林 悠/ Fujibayashi Haruka
[ タイトル/ title]
wet
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
インスタレーション/ Installation
[ コメント]
湿気と熱気を集めるために。


大塩 博子/ Oshio Hiroko
[ タイトル/ title]
こたつ(赤富士)/ KOTATSU(Red Mt. Fuji)
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
布/ Cloth
[ コメント]
30 歳直前に煙を立てさせられた作品です。


大塩 博子/ Oshio Hiroko
[ タイトル/ title]
終結の無い戦争/ War without a conclusion
[ 制作年/ year]
2004
[ 素材/ material]
パネル、スタイロフォーム、大理石/ Panel, Styrofoam, Marble
[ コメント]
20 歳の頃に煙が立った作品です。


阿部 乳坊/ Abe Nyubo
[ タイトル/ title]
火の無い処に煙は立たぬ。/ There can't be smoke without fire.
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
木/ wood
[ コメント]
拝借景を生き物に例えたい。拝借景という生き物が生まれた時、ここには
絶妙なバランスが存在していたと思う。人が吐き出す言葉、熱量。それらが
拝借景の中心・核であり、目には見えないものを食べて拝借景は今も生き延
びている。なぜ拝借景は生まれたのか、そしてなぜ今も存在しているのか、
そんなことは生き物なんだから分かりようがない。生まれてしまったのだ、
突然。
あなた、私が何の為にここにいるのか?その答えと同じくらい、拝借景の存
在理由は多様であるはずだ。この作品は拝借景から溢れでる見えないはずの
多様な熱量を形にした。


松下 徹/ Matsushita Tohru
[ タイトル/ title]
Cosmic Waves
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
MDF ボードにラッカー塗装 サイズ可変/ MDF board, lacquer spray
[ コメント]
目を拡大して見た瞳か、もしくは宇宙から見た地球か。
フラクタル図形は、ミクロな視点からマクロな視点までを自在に往復することを
可能にします。
薄い表面にへばりついた絵の具で、一番小さな世界と一番大きな世界を同時に表
現する、
すなわち宇宙の表現だと本気で信じています。






下西 進/ Susumu Shimonishi
[ タイトル/ title]
I'm her / I'm her
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
写真/ photography
[ コメント]
今回の展示で発表している作品は、檳榔と呼ばれる台湾の噛みタバコを売る
美人女性たちのポートレート、といっても私自身が彼女たちになりきった自
写像です。男である私は、生物学的性差を変更する事は不可能ですが、社会
的性差を変更する事は可能です。このプロジェクトは、男と女の差を理解し
て人間の身体を認識することで、人間が存在する自然や宇宙との関わり合い
を深い視点から照射し、世界の主体を見返す試みです。




市川 ヂュン/ Ichikawa Zyun
[ タイトル/ title]
ヘッドライト/ Headlights
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
鉄、ライト、他/ steel, light , others
[ コメント]
「スカルプチャートレインプロジェクト(仮)」とは、実際の鉄道の線路上を、自作の彫刻車輛
に鑑賞者を乗せて走行するというものです。
実際には役目を終え廃線になった線路等を使用する計画で、まずは秋田での実行を考えていま
す。
このプロジェクトの最終的な目的は、福島県の福島第一原子力発電所事故の旧警戒区域である
常磐線運転見合わせ区間(広野駅ー富岡駅)の線路で彫刻車輛を走らせることです。
常磐線は上野から仙台までつながっています。
福島は常磐線を介すことで取手と接続でき、それはさらに東京まで延長可能です。福島の旧警
戒区域内の風景を線路上から目の当たりにすることで、福島第一原子力発電所の事故と取手、
東京の関係をリアルな 感覚をもとに考えることができます。
今回は、車輛に取り付けるヘッドライトを展示します。光の射す方向の先には常磐線の運転見
合わせ区間があります。拝借景の近くを通る常磐線の音を聞きながら線路の彼方を想像してく
ださい。


菊地 良太/ Kikuchi Ryota
[ タイトル/ title]
gravity
[ 制作年/ year]
2011
[ 素材/ material]
写真/ photography
[ コメント]
この作品は普段の生活の中で当たり前に存在している建物、橋、パブリックアート、川
を覆うブロック、公園、電灯、普段何気なく目にしているもの、当たり前すぎて存在す
ら忘れさられてしまっているもの、それらに対して自らはたらきかけ、すべてをもう一
度よく見直し、そこから見つけた視点、感じたリズム、自然な体の運び、から抽出した
ラインの軌跡です。







鳥井 祥太/ Torii Shota
[ タイトル/ title]
out of cognition -metaworld-
[ 制作年/ year]
2013
[ 素材/ material]
ディスプレイ、画像/ display, image
[ コメント]
ディスプレイの奥に広がる風景を世界と認知しきれないと不可解な気持ちに
なる。



ご挨拶
拝借景にて展覧会を開催致します。拝借景とは若手作家主導による展覧会として2009年から活動を続けている一つの集会場のことをいいます。ここ数年私達はさまざまな場所で展覧会を繰り広げてきました。各箇所で力いっぱいの表現をしてきました。しかしそれらを振り返ったとき、何か満足できずにいる私達がありました。その違和感、もどかしさは地域アートプロジェクトやギャラリーでの展示における、第一義、「目的」にあるのではないかと疑っております。当然ながら、どこに「目的」を見据えるかで一つの展覧会プロジェクトの方向性は変わってゆきます。今回ここ拝借景では現状に満足しきれない、欲求不満を抱えた「我がまま」な作家に焦点を置き展覧会を披露します。それぞれの作家の掲げる「目的」とは。あるいは「欲望」とは。「個」とはー
作家の行く末をどうぞご高覧ください。

アーティストの企て
私達の活動は経済や社会に具体的な提案を与えられるものではないのかもしれません。私達アーティストは経済の循環や社会の暗闇に目を向けます。いや、向けずにはいられないのです。私達は社会という「共同体」に参加しながらも忘れ去られた事、目を背けたい事に対して、気なって仕方が無い「種」なのではないかと考えています。既存の安定感や秩序を引っ掻き回すかのような私達は社会という安定を求める集団のなかで、均衡を怯やかすマイノリティな存在という一側面も少なからず帯びていることでしょう。それがたとえ無力な表現であったとしてもです。しかし私達は社会というものをより深く見つめ、より深く掘り下げてみようと企んでいます。当然ながら、社会の最小単位は「個人」の集積です。その個人、ひとりひとりにに対して私達はインパクトをお届けします。余計なお世話かもしれない、気のせいかな?という懸念はいったん置いといて、無駄かもしれないと刷り込まれかのような閉塞感に向けてとんがったテコをぶち込みます。とにかく光が射す方へ。暗闇でないことだけは確かです。
文/阿部 乳坊 編/坂井田 武志


三視点から見た「火の無い処に煙を立てる」

「煙展に寄せて」 文/坂井田 武志
私的な視点から述べたいと思います。
僕自身は過去に数回、発表の場を与えてもらっている。現在は那須に独り、拠点を構えている。
もともと独りきりで考えこむのが好きな性分であることと、情報メディアから距離をとりたいのが大まかな理由である。地に足をつけたいがために、哲学書ばかりを読みふけっている。適当な距離から眺めた拝借景は、捉えどころがない。個人的には、企画展を促す場は、展覧会を積み重ね、歴史に厚みを持っていくのがベストだと考えている。ひとりのアーティストの出来上がり方と同じように。
この際、敢えて言おう。
地の無いところに、天を想起する。こっちの方がしっくりくる。
要するに、派茶滅茶の滅茶苦茶である。 ラピュタかコノヤロー!
地は後からやってくる。それは着地かそれとも落下か。受け身をとることなんて、きっと考えてもいないのだろう。
真空から、何処へ赴こうというのか。
一向に何物にも還元されはしないだろう。
見るに耐えるものが生まれるだろうか。
賛否をつける切かけさえも見つからない。
これがもしも純粋な価値創造の場であるとしたならば、アートに境界線なんて見当たらない。
拝借景おそらくここに尽きてしまうのだ。
陽当たりはスッゴくいいよね。

坂井田 武志 略歴
1980年・名古屋市生まれ。2003年・金沢美術工芸大学へ入学。まもなく西田幾多郎の哲学に出会い、彫刻という様式に対する憤りが増す。同大学博士2年時、第6回大黒屋現代アートコンクール大賞受賞。博士満期退学後、大黒屋個展に向け、現地にて6ヶ月の滞在制作。現在はそのまま栃木県に定住し、アート布教に努める。表現媒体は、石と言語。誰よりも古い芸術家でありたい。


「アスファルトを剥がせ!」 文/阿部 乳坊
絶妙なバランスで世界が成り立っている事を私達の体は思い出し始めている。それは昔から絶妙だったし、今もバランスが崩れ崩壊し続けている。ただ私達はそれを見て見ぬ振りをしていただけだし、知らないふりを続けてきただけの事である。
戦後資源の少ない日本は技術や工夫や見て見ぬ振りを繰り返しサバイブして来た。早く進むために過去を置き去りにし、アスファルトで道を被い、谷をせき止め風景を奪い、アンコントロールな真新しい熱量に飛びついた。見えない何かに急かされるようにとにかく急いだ。我先にと人の渦に飛び込み都市を満たした。そして火を忘れていった。しかし無かった事は確かにあった、火はあった。それを見えない所に、見えないように、知らせないように、伝えないように、アスファルトで覆った。
否。あきらめる事は無い。アスファルトを剥がせ!土煙を立たせ、目を伏せてきた事、臭い物を想起するのだ!もう一度根掘り葉掘り掘り返すのだ。掘り返し、空気に触れさせ、表層の"見える事実"ではなく奥深くに眠っていた"見えない真実"と向かい合わなければならない。そして真実は繋げなくてはならない、伝えなくてはならない。現在の尺で測るには野暮な、かといって過去の尺では古すぎる、これからの明日の尺を今一度体にしみ込ませなければならない。そして熱量は生まれる。それは初老の島国の力ない狼煙なのか。死が迫る者の遭難信号なのか。それは広がり、巻き込み大きな渦となり大火になりうるのか。誰のせいでもない私達の責任をとる時間がやって来た。欲望に忠実であれ!見て見ぬ振りをされ、臭い物にはふたをされようとも私達はここ拝借景からまた狼煙をあげる。

阿部 乳坊 略歴
1982年新潟生まれ2000年ごろから木を用いての彫刻作品を多数制作。茨城県取手市「拝借景」に過去居候、初期から深い関係にある。台湾、韓国など国際展にも参加するほか、中期滞在制作や科学などの研究者との共同制作も行っている。


「ざわつきを生み出す為に」 文/松下 徹
暗い部屋でタバコを吸っていると、タバコの煙が部屋中に漂う。
煙は窓からの光に照らされて雲のような塊になり、またいつかそれが線になって
部屋の暗部に消えていく。
拝借景はずっとそのような場所であった。
あるときに人が集まったり、散り散りバラバラに去っていったり、
そういう状態がずっと続き、いつからか存続し続けている。同じ人も同じ空間も同じ思想も無い、
抽象的ななにかが拝借景であり続けている。
アートプロジェクトとも、アートコレクティブとも、オルターナティブスペースともつかない
拝借景の正体はいったいなんであるのか?
今一つわかる事があるとすれば、この場所からは多数のアーティスト達によって、
表現の狼煙が立ち昇っているということ。
また今回も私達は火の無い処に煙を立てます、灯火の少ない「街」にざわつきを生み出す為に。

松下 徹 略歴
アーティスト。1984年神奈川県生まれ、2010年東京藝術大学先端芸術表現科修士課程修了。
絵の具のひび割れ等、素材の劣化を用いた平面•立体作品を制作している。
2010年度art award tokyo marunouchiにて後藤繁雄賞を受賞。
主な活動に[サイドコア‐身体/媒体/グラフィティ‐]Terratoria(東京) 
[VOCA展]上野の森美術館(東京)。主な個展に[one million years]Red Eration gallery(香港)



作家略歴

阿部 乳坊/Abe Nyubo
1982年新潟生まれ、彫刻家
born in Nigata 1982, Sculptor
http://www.abe-niuu-bou.com



市川 ヂュン/Ichikawa Zyun
1985年京都生まれ、彫刻家
born in Kyoto 1985, Sculptor



大塩 博子/Oshio Hiroko
1983年東京生まれ、美術家
born in Tokyo 1983, Artist



菊地 良太/Kikuchi Ryota
1981年千葉生まれ、アーティスト
born in Chiba 1981, Artist



下西 進/ Susumu Shimonishi
1977年広島生まれ、美術作家
born in Hiroshima 1977, Artist
http://www.susumushimonishi.com



杉本 克哉/Sugimoto Katsuya
1984年栃木生まれ、画家
born in Tochigi 1984, Painter
http://www.katsuya-sugimoto.com



鳥井 祥太/Torii Shota
1992年生まれ、東京藝術大学先端芸術表現科学部二年在籍
born in 1992, Enrolled in Tokyo University of the Arts, Department of Inter Media Art
知覚レベル段階で人間の手で作られたという印象から切り離して受けてしまうようなデジタル的、無機的なものに対してもたらされる視覚効果が何なのかという事に興味があります。



藤林 悠/FUJIBAYASHI Haruka
秋田県出身、アーティスト
born in Akita, Artist
http://www.h7.dion.ne.jp/~hrk.f



松下 徹/Matsushita Tohru
1984年神奈川県生まれ、アーティスト
born in Kanagawa 1984, Artist
http://www.tohrumatsushita.com




タイトル:拝借景/火の無い処に煙を立てる。  
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.
会期:2013年12月14日(土)〜15日(日)14時〜19時
会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1 
blog:http://haisyaku.jugem.jp
会期中イベント:
*13日/プレオープニング19時〜
本展示の為に制作された塔のてっぺんに火をつけ煙を立てます。出品作家の菊地良太のパフォーマンスによって本展示が始まります。
*14日/出品作家プレゼン17時〜19時
出品作家による作品プレゼン。特別ゲスト(美術家/平田 五郎氏)をお招きし、講評を行います。
*15日/拝借景公開会議ー次回の展示についてー19時〜
次回拝借景で開催される展示の打ち合わせを公開します。拝借景とは何なのかを知れるまたとない機会です。
*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』14時〜19時
*28日/キンキン拝借景公開会議ー続きー 19時〜
次回展示に向けての展示プレゼンテーション、現状報告など。
*29日/チェリーともちつき 15時〜
滞在作家のチェリーとともにもちつきをします。

作家/Artist:
阿部 乳坊 Abe Nyubo
市川 ヂュン Ichikawa Zyun
大塩 博子 Oshio Hiroko
菊地 良太 Kikuchi Ryota
下西 進 Shimonishi Susumu
杉本 克哉 Sugimoto Katsuya
鳥井 祥太 Torii Shota
藤林 悠 Fujibayashi Haruka
松下 徹 Matsushita Tohru

「火の無い処に煙を立てる。」
暗い部屋でタバコを吸っていると、タバコの煙が部屋中に漂う。
煙は窓からの光に照らされて雲のような塊になり、またいつかそれが線になって
部屋の暗部に消えていく。
拝借景はずっとそのような場所であった。
あるときに人が集まったり、散り散りバラバラに去っていったり、
そういう状態がずっと続き、いつからか存続し続けている。同じ人も同じ空間も同じ思想も無い、
抽象的ななにかが拝借景であり続けている。
アートプロジェクトとも、アートコレクティブとも、オルターナティブスペースともつかない
拝借景の正体はいったいなんであるのか?
今一つわかる事があるとすれば、この場所からは多数のアーティスト達によって、表現の狼煙が立ち昇っているということ。
また今回も私達は火の無い処に煙を立てます、灯火の少ない「街」にざわつきを生み出す為に。


英訳/keikotanizaki.
デザイン:桑原 秀平
オーガナイザー:阿部 乳坊、松下 徹
感謝:キャサリン氏、葛谷 允宏氏、木村 泰平氏

拝借景
茨城県取手市にある、改築を続けながら成長する借家。共同生活と表現活動が混じり合い、地域の人やアーテイスト、学生、キュレーター、猫等のコミュニティハブとして機能する、アーティストリビングスペース。家屋内外を使った展示やイベント、アーティストインレジデンスも企画。現代美術作家の葛谷允宏が借主である(2013年現在)。


Title: Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.
Date: 14Dec - 15Dec 2013 (2pm - 7pm)
Place: Haisyakkei/1-8-1 Ino, Toride, Ibaraki, Japan
blog:http://haisyaku.jugem.jp
Event schedule:
13Dec; 7pm:  Pre-opening 
14Dec; 5pm - 7pm: Artist presentation [Guest artist/ Hirata Goro]
15Dec; 7pm: Open meeting for next exhibition in Haisyakkei
*Special exhibition will be held on 28-29Dec 2013 (2pm - 7pm)
28Dec; 7pm: Open meeting 2 for next exhibition in Haisyakkei
29Dec; 3pm: Making rice cake with Cherry Wednesday Rain


Artists: 
Abe Nyubo
Ichikawa Zyun
Oshio Hiroko
Kikuchi Ryota
Shimonishi Susumu
Sugimoto Katsuya
Torii Shota
Fujibayashi Haruka
Matsushita Tohru

Haisyakkei/Skyrocket can be a Conflagration.
You see cigarette smoke is hung in air when you smoke in the dark room.
The smoke shines like mass of a cloud, then it changes its shape like a line, and at last it fades away. 
Haisyakkei is like the smoke in the dark room.
One day a lot of people gathered, the other day no man in there. Somehow it started and somehow is still surviving. At every moment,  no one is the same, no space is the same, no thought is the same in it. 
What is "Haisyakkei"?? It is not an art project, not an art collective nor an alternative space. One certain thing is that many artists emit smoke with their creations.
In this exhibition, we will emit smoke without fire to produce buzz in the "world" with little lights.

What is "Haisyakkei"
"Haisyakkei" is a rented house in Toride, Ibaraki, Japan, which is growing and undergoing changes under constant reconstruction. Community life and creation are intermingled in the Artist living space, working also as a hub for local people, artists, students, curators and even cats. Both inside and outside of the house, exhibitions, events and Artist In Residence[AIR] are held. Kuzuya Nobuhiro, contemporary artist, is now living there.


Translation: keikotanizaki.
Design works: Kuwabara Shuhei
Organizer: Abe Nyubo, Matsushita Tohru
Special Thanks: Katherine, Kuzuya Nobuhiro, Kimura Taihei


| 火の無い処に煙を立てる。 | 19:01 | comments(0) | trackbacks(0) | |
拝借景略歴2009−2013
拝借景もはやいもので始まってから今年で五年目を迎えております。
そこで簡単な拝借景の歴史をまとめてみました。

拝借景 略歴 2009年ー2013年

2007年〜2009年住居として使用

拝借景における展覧会・イベント

2009年
拝借景 9/19ー26
拝借景の名称になったはじまりの展覧会。計5名の作家の展示。

拝借景 祭り 10/17ー11/15
意外に好評だった拝借景からさらに作家を増やしての勢いのあった展示。計32名の参加。

2010年
改借景 3/20ー27
拝借景の改修工事を開始。工事の途中経過とともに新しい空間を生かした作品展示。計8名の展示。

新歓@拝借景 5/15ー23
取手に集まる学生や初めて拝借景に訪れる方に対して拝借景を紹介した展示。計7名の参加。

Jun’s Night/映像景by拝借景/デザイントーク「プリンセスと筋肉バカ」にまつわる製作過程とその結果(ポロリもあるよ)(イベント) 6/19
市川淳主導のはじめての一夜限りのイベント展示。映像作品やデザイナーのトークも同時開催。

こんにちは拝借景(学生展) 7/10ー25
はじめての学生主導による展覧会、東京藝術大学の学生16人による展示。

改借景「サマー工事」(イベント)8/9ー21
改借景第2期改修工事。家の補強などを中心に実施。

上原耕生個展 (個展)9/18ー26
最初で最後かもしれない拝借景での個展。

拝借景的宴 10/23ー11/14
毎年恒例のグループ展として自覚的に動きはじめた。計27名の参加。

2011年
改借景生活! (イベント)2/9ー25
拝借景の第3期改修工事に位置づけられる。生活の中にあるアート、アートの中にある生活とは何なのか、工事を通し現在進行形で考えていった。

崔允美 + 尹敏煥/artist + architect/collaboration展 3/12−21予定ー震災の影響で延期。

拝借景色 11/11ー12/3
震災後停滞していた拝借景、久しぶりの展覧会を企画。計21名の参加。

2012年
拝借借景 6 rooms , 6 artists 4/28ー5/12
市川、杉本による企画展示、六つの空間に各作家が展示。場と空間を意識した6名の展示。

ここのね、(学生展)8/4ー8/10
二回目の学生主導の展覧会、東京芸大、金沢美大、多摩美大等計24名の学生が参加。

祭りか?山か? 12/1ー2013/1/27
総勢60名によるオルタナティブな活動を更新しようとする試み。展示場所として近隣の長屋や駅前のスペースを使用。

2013年
井野30Hオープンスタジオ/ファンタスティックハウス(イベント) 7/20、21
改修工事を持続的に継続し、屋根を開いた。屋根解放お披露目会。

毎日、毎晩(学生展)10/4ー19
三回目の学生主導の展覧会。東京藝術大学、武蔵野美術大学 有志学生22名の展覧会。

火の無い処に煙を立てる。プレイベント坂井田武志彫剋論(イベント)11/23
彫剋家坂井田武志氏による彫剋論。

火の無い処に煙を立てる 12/14ー29
次回展示に向けての火種となる展覧会。計9名の作家が参加。


AIR(アーティストインレジデンス)

ウーナ(アイスランド)Una Björk Sigurðardóttir
2012/2−4
シモン(スウェーデン)とベッティーナ(ノルウェー)Simon Torssell Lerin&Bettina Hvidevold Hystad
2012/7ー8
エリック(ノルウェー)Eric Alvin Wangel
2012/9ー12
カタリーナ(デンマーク)Katarina McPherson Rawlins
2013/1ー2
ザン(ベトナム)Giang Le Thi Huong
2013/3ー4
ベンとフェリス(アメリカ)Feliz Lucia Molina&Ben Segal
2013/7−8
フランチェスコとミケーラ(イタリア)Francesco&Micela
2013/11
チェリー(アメリカ)Cherry Wednesday Rain 
2013/12ー2014/1


人の入れ替わり
2007年4月〜2009年9月 山内祈信
2007年4月〜2010年3月 阿部乳坊
2009年3月〜2013年現在 葛谷允宏
2011年1月〜2013年6月 市川淳

出張、その他の展覧会、イベント
NORA×拝借景 2011/7/30ー2012/2/19
New Vision Avant Garde Art in 上野 2012/6/30ー8/2
キャサリンコレクション 2012/9/24ー10/28
アートラインかしわ2012「カシワノミカタ」 2012/10/5ー29
呼応@NORA 2012/10/29ー2013/1/6
TRANS ARTS TOKYO 2013 2013/10/29ー11/10
























 
| 拝借景とは | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
火の無い処に煙を立てるー臼が無くても餅はつけるのかー
拝借景/火の無い処に煙を立てる。  
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.

*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』14時〜19時
会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1 


12月29日は(日)は餅をつきます。
現在滞在中のチェリーとと
もに新鮮な気持ちで餅をついてみようと思います。
こちらは昼15
時ごろからはじめます!

お餅に限りがあります。
自分でついた餅はきっと格別な、いや別格な、味でしょう。

みなさまのご参加おまちしております!



























 
| 火の無い処に煙を立てる。 | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) | |
キンキン公開会議
拝借景/火の無い処に煙を立てる。  
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.

*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』14時〜19時
会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1 


キンキンになってしまいましたが、
12月28日(土)19時より
公開拝借景会議を開催します。
今回の議題は
・具体的な内容に踏み込む。
・資金をどうするか。
・五年後を夢見る。
・拝借景ってアジアだよね。だいぶ。
・実は国際てきだよね。
です。
みなさまぜひぜひご参加、お越し下さい!








 
| 火の無い処に煙を立てる。 | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) | |
火の無い処に煙を立てる。
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.
会期:

*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』
14時〜19時

会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1 



取手駅のギャラリーロードでの展示です。
共感しました。


冬は富士山が利根川の河川敷から見れます。


遠くからも展示にお越し下さりました。有り難うございました。


現在滞在中のチェリー。初コタツを堪能しております。


初めていらっしゃって下さる方もおりました。ありがとうございました!


「大家さんいつもさまざまありがとうございます!」


12/14に開催された出品作家プレゼン、特別ゲスト平田五郎氏の講評も開催されました。


平田さんのお話を真剣に聴き入ります。


松下さんの作品紹介風景です。


大塩博子さんの作品紹介風景です。


市川さんの作品紹介風景です。


企画者、出品作家の松下さん。


杉本さんの作品紹介風景です。


展示風景。


なんと特別ゲストの平田さんに、金沢から送っていただいたタラをさばいていただきました。


展示中のしばしの歓談です。


菊地さんのパフォーマンス風景。


煙が立ちます。





 
| 火の無い処に煙を立てる。 | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) | |
新聞に掲載していただきました。
掲載有り難うございました!

お写真もありがとうがとうございます!






散歩道:若手美術家が民家で展覧会−−取手 /茨城
取手市井野1の民家で14、15の両日、20〜30代の美術家9人が展覧会を開催する。「火の無い処(ところ)に煙を立てる。」と題し、13日には発煙のパフォーマンスも行った。企画担当の同市小文間、彫刻家、阿部乳坊さん(31)は「日本全体が明るくなるきっかけにしたい」。28、29日にも同じ内容で公開する。午後2〜7時に開館。【安味伸一さん/毎日新聞社取手通信部記者】
| 火の無い処に煙を立てる。 | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) | |
拝借景/火の無い処に煙を立てる。
拝借景/火の無い処に煙を立てる。  
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.
会期:*『年末特別公開12月28日(土)〜29日(日)』14時〜19時
会場:拝借景/茨城県取手市井野1-8-1 


2013年末にも会期を延長した「拝借景/火の無い処に煙りを立てる。」の搬入風景を少しだけ公開致します。
写真にあきたらず、是非会場までお越し下さい!









展示準備中の様子です。2013/12/10〜12。
| 火の無い処に煙を立てる。 | 20:23 | comments(0) | trackbacks(0) | |
急遽!会期延長のおしらせ!『年末特別公開12月28(土)日、29(日)日』14時〜19時
拝借景/火の無い処に煙を立てる。
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.

『年末特別公開12月28(土)日、29(日)日』14時〜19時​


会期延長のおしらせです。

本展示大好評につき!

『年末特別公開12月28(土)日、29(日)日』を開催致します。

本展示を見逃したという方のために年末特別公開展示を致します。展示内容に変更はありません。

が会期のいずれかに「第二回拝借景公開会議」「餅つき大会」を開催予定です。

詳しくはまた後日お知らせ致します!



みなさまのお越しをお待ち申し上げます。






2013/12/13(金)プレオープニングの様子です。














 
| 火の無い処に煙を立てる。 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
マップ2013。
マップ。2013年。



デザイン:Kuwabara Shuhei
 
| information | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) | |
12月15日(日)/拝借景公開会議ー次回の展示についてー19時〜を開催します。
拝借景/火の無い処に煙を立てる。
Haisyakkei/ Skyrocket can be a Conflagration.


12月15日(日)/拝借景公開会議ー次回の展示についてー19時〜

次回拝借景で開催される展示の打ち合わせを公開します。拝借景とは何なのかを知れるまたとない機会です。

参加作家および拝借景に出入りする人々と共に次回開催予定の展示について話合います。

議題

*次回開催展示はどのようなものになるのがいいのか。
*展覧会を運営する上での予算の集め方について。
*拝借景で展示をする意味とはなんなのか。
*本展示を振り返り見えて来たものとは、有るのか、無いのか。
*これから拝借景でしていくべき事とは。(例、拝借景への批評、アーカイブしていくこと)
*アーティストインレジデンスのこれからの予定など
*などなど









 
| 火の無い処に煙を立てる。 | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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