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クロージングレセプション[新年会兼]
2017年1月15日 〔日〕15時ー19時
市川ヂュン個展ー境界線のまたぎ方 開催
2016年12月29日、31日、2017年1月1日、7日、8日、9日、14日、15日の計8日間
会期も終盤となってきました。
今週末14日、15日と残すところ2日間となりました。
市川ヂュン初の個展。見逃せませんね!
最終日15日〔日〕15時から19時までクロージングレセプションを開催します。
新年会も兼ねておりますので、みなさま奮ってご参加くださいませ!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
市川ヂュン個展ー境界線のまたぎ方
会期:
2016年12月29日、31日、2017年1月1日、7日、8日、9日、14日、15日の計8日間
時間:
13時〜19時
会場:
拝借景/茨城県取手市井野1-8-1
境界線のまたぎ方
取手市”拝借景”において市川ヂュン初となる個展を開催します。新作3点、旧作約6点の彫刻作品、インスタレーション、パフォーマンスを含む作品展覧会です。
市川はここ数年、福島の原発問題から生じるその周辺及び公共機関の変化のリサーチを重ねた上で制作した作品。公共と私事の境界線に問いかける、移動式の巨大な露天風呂に鑑賞者に入ってもらうなどのインタラクティブな作品〈Homeless Bath, 2011〉。また本展覧会会場でもある「拝借景」の生活に対応した彫刻作品 〈盛炉丸, 2010〉などを制作してきました。
彼が制作で用いる素材は主に鉄です。切断し、加工し、溶接して作品は完成します。しかし新作の素材はより私たちに身近なアルミニウムです。アルミ缶として見ない日はないというほど日本の生活に根ざしています。年末のイベントではこれまで9年間拝借景で大量に消費された酒と同量のアルミ缶約15,000個を溶解させ鋳造した鐘〈白い鐘, 2016-2017〉を打ち新年を迎えます。
本展示のキーワードを「境界線の拡張、貧しさ」と市川は言います。拝借景という特殊なコミュニティーを通して市川が作る彫刻作品には「生」があります。それは「他者と共生すること、生々しいこと。」とも言い換えることができます。市川の作品から発せられる”音”、そして”出来事”は、時に周辺に対して動揺を与える行為に見えるでしょう。しかしその熱量と違和感は現代の私たちが作り上げた見えない境界線を拡張させ、横断を可能にします。
白い鐘, 2016-2017 /石膏原型
白い鐘, 2016-2017 /アルミのインゴット