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2019.08.26 Monday
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●海外から芸術家を招き制作活動 |
2カ月共同生活、取手で3月に作品展 |
東京芸大などを卒業した若手芸術家ら
が共同生活をしながら作品を制作している取手市井野のアートスペース「拝借景(はいしゃっけい)」(家主・葛谷允宏さん)に9日から、アイスランドの現代
芸術家、ウーナ・ビョーク・シグルザルドッティルさん(28)が滞在し、作品制作に取り組み始めた。 海外から芸術家を招き、滞在しながら制作活動を行ってもらう「アーティスト・イン・レジデンス」事業。「拝借景」で初めて実施する。同事業は欧米で盛ん で、芸術家個人の自宅にホームステイするスタイルが主流だが、日本では自治体などの公的機関が主催しているのが主流。日本で個人レベルで実施するのは珍し いという。取手市と市国際交流基金の助成を受けて実現した。 ウーナさんはオランダのセント・ヨースト大学院の学生で、資本主義批判をテーマにした絵画や彫刻、インスタレーションなどの社会的な作品でワルシャワやアイスランドで個展を開いている。 約2カ月間、3人の若手芸術家と「拝借景」で共同生活をしながら制作活動に取り組み、3月中に市内で作品展を開く予定という。 13日、取手市寺田の同市役所を訪れ、藤井信吾市長に抱負などを話した。ウーナさんは「取手のほか日本各地を見て作品をつくりたい」と話している。現在は自転車で市内各地を巡る日々を送っている。 「拝借景」には今夏、ノルウェーとフィンランドからも芸術家が来日する予定。葛谷さんは「個人レベルでもレジデンス事業ができること分かれば、若手芸術家にとって留学だけではなくいろいろな選択肢が広がるのではないか」と話している。 |